勝負は時の運(読み)ショウブハトキノウン

デジタル大辞泉 「勝負は時の運」の意味・読み・例文・類語

勝負しょうぶときうん

勝ち負けはその時の運によるもので、力の強い者が必ず勝つとは限らない。

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精選版 日本国語大辞典 「勝負は時の運」の意味・読み・例文・類語

しょうぶ【勝負】 は 時(とき)の=運(うん)[=はずみ]

  1. 戦いの勝ち負けはその時の運命によるもので、必ずしも強い者が勝つとは限らない。
    1. [初出の実例]「軍(いくさ)勝負(セウフ)は時の運(ウン)に依る事なれば」(出典太平記(14C後)一五)

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ことわざを知る辞典 「勝負は時の運」の解説

勝負は時の運

勝ち負けはその時どきの運によるもので、強い者が勝つとはかぎらない。

[使用例] 勝負は時の運なれば、勝ったりとて負けたりとて、恥でも誉れでもござるまい中里介山大菩薩峠|1913~41]

[解説] 勝敗は、人知では計りがたい何物かに支配されることを示し、勝負の前にも後にも用いられます。また、勝負にこだわりすぎることを戒めてもいわれます。

[類句] 勝つも負けるも時の運

英語〕You win some, you lose some.(勝つこともあれば負けることもある)

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