北の内古墳(読み)きたのうちこふん

日本歴史地名大系 「北の内古墳」の解説

北の内古墳
きたのうちこふん

[現在地名]神崎町郡 北ノ内三七五

利根川の沖積地に突出した南北に延びる尾根上の標高二六メートルの台地先端に築造されていた。古墳の規模は不明瞭であるが、調査の結果、南北二〇メートル、東西一四メートルの方形もしくは長方形の墳形と考えられる。

墳頂部から埋葬施設二基が確認された。一号主体部の規模は、長さ三・四メートル、幅〇・七メートルで、出土遺物は鏡(四獣鏡か)一面・直刀一口・鉄鏃二本・鉄斧一点・ガラス玉五四点・勾玉一点・臼玉一〇三点であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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