日本大百科全書(ニッポニカ) 「北京首都国際空港」の意味・わかりやすい解説
北京首都国際空港
ぺきんしゅとこくさいくうこう
Beijing Capital International Airport
中国の国際空港。首都北京の北東約30キロメートルに位置する。北京国際空港ともよばれる。1958年に開港したが、増加し続ける旅客や貨物の需要に伴い、何度か改修・拡張が行われている。滑走路は、長さ3800メートル(2本)、3200メートルの計3本。24時間運用。国内109都市、海外43都市と結ぶ路線をもつ。2014年の利用旅客数は約8613万人となっている。2008年には北京オリンピックが開催され、取扱い能力が限界に達していたこともあり、3本目の滑走路(3800メートル)、新ターミナルなどを建設した。2019年開港の北京大興国際空港のほか、上海浦東(シャンハイプートン)国際空港、広州(こうしゅう/コワンチョウ)新白雲(パイユン)国際空港とともに、アジア太平洋地域の代表的ハブ空港(拠点となる空港)として整備が進められている。北京市内とは高速道路が通じる。
[編集部]