デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北向雲竹」の解説 北向雲竹 きたむき-うんちく 1632-1703 江戸時代前期の書家。寛永9年生まれ。京都の人。藤木敦直(あつなお)に大師流をまなび,細楷(さいかい)(ちいさい楷書)にすぐれた。和歌,俳諧(はいかい),篆刻(てんこく)にたくみで,墨竹画もかき,松尾芭蕉(ばしょう)に書法をさずけたという。剃髪し明誉了海と名のった。元禄(げんろく)16年5月12日死去。72歳。姓は林。名は観,正実。通称は八郎右衛門。別号に渓翁,太虚庵,吸日窩。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例