北大道村(読み)きただいどうむら

日本歴史地名大系 「北大道村」の解説

北大道村
きただいどうむら

[現在地名]淀川大桐だいどう一―五丁目・大道南だいどうみなみ二丁目・大隅おおすみ一―二丁目・瑞光ずいこう一―五丁目・小松こまつ一丁目・同五丁目・井高野いたかの一―四丁目など

集落は南の橋寺はしでら村集落に近接して点在するが、耕地は南大道村・西大道村と錯綜する。字地に逆巻さかまき辻堂つじどう島頭しまがしら別所べつしよ今在家いまざいけ・大道・はまなどがある。いわゆる難波八十島の一つ大隅島の地といわれ、平安時代以降は味原あじふ(乳牛牧)に含まれた。寛正二年(一四六一)一二月二六日の中島崇禅寺領目録(崇禅寺文書)によると乳牛ちちうし牧に属する地名のうち当村に関係する地名として辻堂・今在家・大道・島頭・逆牧などがみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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