20世紀日本人名事典 「北川丞」の解説 北川 丞キタガワ ススム 昭和期の陸軍工兵伍長 肉弾三勇士の一人。 生年明治43(1910)年3月8日 没年昭和7(1932)年2月22日 出生地長崎県佐々村 経歴昭和6年久留米工兵第18連隊に入営。7年混成旅団工兵中隊に編入され、陸軍一等兵として第一次上海事変に出征。同年2月22日、廟行鎮の戦闘で歩兵の突撃路を作るため江下武二一等兵・作江伊之助一等兵と共に爆薬筒を抱えて突撃、敵の鉄条網を爆破し、戦死した。死後、二階級特進で伍長に進んだ。陸軍が覚悟の自爆と発表したため、肉弾(爆弾)三勇士として熱狂的に讃えられた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北川丞」の解説 北川丞 きたがわ-すすむ 1910-1932 昭和時代前期の軍人。明治43年3月8日生まれ。昭和6年久留米(くるめ)工兵第十八大隊に入営。7年上海事変に出征し,2月22日廟行鎮(びょうこうちん)で江下武二,作江伊之助とともに中国軍陣地の鉄条網に爆薬破壊筒をもって突入し,爆死した。23歳。軍神として顕彰され,伍長に特進,爆弾(肉弾)三勇士の名で熱狂的にたたえられた。長崎県出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by