20世紀日本人名事典 「作江伊之助」の解説 作江 伊之助サクエ イノスケ 昭和期の陸軍工兵伍長 肉弾三勇士の一人。 生年明治43(1910)年10月17日 没年昭和7(1932)年2月22日 出生地長崎県北松浦郡平戸町 経歴昭和5年久留米工兵第18大隊に入営。7年混成旅団工兵中隊に編入され、陸軍一等兵として第一次上海事変に出征。同年2月22日、廟行鎮の戦闘で歩兵の突撃路を作るため江下武二一等兵・北川丞一等兵と共に爆薬筒を抱えて突撃、敵の鉄条網を爆破し、戦死した。死後、二階級特進で伍長に進んだ。陸軍が覚悟の自爆と発表したため、肉弾(爆弾)三勇士として熱狂的に讃えられた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「作江伊之助」の解説 作江伊之助 さくえ-いのすけ 1910-1932 昭和時代前期の軍人。明治43年10月17日生まれ。昭和7年2月22日第1次上海事変の廟行鎮(びょうこうちん)の戦闘で,久留米(くるめ)工兵第十八大隊の一等兵として,歩兵の突撃路をつくるため,江下武二,北川丞(すすむ)とともに爆薬筒をかかえて鉄条網に突入,生還できず爆死。23歳。陸軍が覚悟の自爆と発表したため,爆弾(肉弾)三勇士として熱狂的にたたえられた。長崎県出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by