鉄条網(読み)テツジョウモウ

精選版 日本国語大辞典 「鉄条網」の意味・読み・例文・類語

てつじょう‐もうテツデウマウ【鉄条網】

  1. 〘 名詞 〙 敵の前進を妨げるなどのために、くいを打ち並べてとげのついた鉄条(有刺鉄線)を幾重にもかけ渡し、網のようにはりめぐらしたもの。電流を通ずることもある。鉄網
    1. [初出の実例]「敵兵電流を通ぜる鉄条網を張り」(出典:風俗画報‐三〇二号(1904)旅順攻囲軍の活動)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鉄条網」の意味・わかりやすい解説

鉄条網
てつじょうもう
wire entanglements

敵歩兵の突撃を阻害するために,陣地前方に張られる有刺鉄線,あるいはピアノ線のこと。この線にかかったところを射撃する。なかには高圧電流を放電するものもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む