日本歴史地名大系 「北本所町在方分」の解説 北本所町在方分きたほんじよちようざいかたぶん 東京都:墨田区旧本所区地区北本所町在方分[現在地名]墨田区本所一―三丁目・東駒形(ひがしこまがた)一―三丁目大川(隅田川)東岸に位置する。田園簿には本所村とみえ、田八〇〇石余・畑一〇四石余、幕府領。その後南本所村・北本所村に分立、さらに南本所町・北本所町となった。幕末まで幕府領(旧高旧領取調帳など)。明暦大火後、江戸城下の大規模な区画整備が実行され、同時に大川東岸の開拓、武家屋敷の移転が計画された。当地は大川沿岸の自然堤防上のみに狭小な田地があるほかは低湿な葦原であった。このため万治年間(一六五八―六一)竪(たて)川、横(よこ)川(大横川)、十間(じつけん)川(横十間川)、北十間(きたじつけん)川などが開削され、堀土で湿地に盛土し、宅地・耕地化が図られた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by