北蔵王村(読み)きたざおうむら

日本歴史地名大系 「北蔵王村」の解説

北蔵王村
きたざおうむら

[現在地名]日野町蔵王ざおう

音羽おとわ村の東、鈴鹿山脈が日野川によって形成された平地に接するところにある。南辺を日野川が西流し、対岸は南蔵王村。蔵王の地名は地内の蔵王権現社(現金峯神社)に由来(輿地志略)。同社は中世まで栄えた綿向わたむき山修験に関連し、延慶元年(一三〇八)に大和金峯山きんぶせん(現奈良県吉野郡吉野町)で祀る蔵王大権現の分霊を勧請したものという(同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android