北蔵王村(読み)きたざおうむら

日本歴史地名大系 「北蔵王村」の解説

北蔵王村
きたざおうむら

[現在地名]日野町蔵王ざおう

音羽おとわ村の東、鈴鹿山脈が日野川によって形成された平地に接するところにある。南辺を日野川が西流し、対岸は南蔵王村。蔵王の地名は地内の蔵王権現社(現金峯神社)に由来(輿地志略)。同社は中世まで栄えた綿向わたむき山修験に関連し、延慶元年(一三〇八)に大和金峯山きんぶせん(現奈良県吉野郡吉野町)で祀る蔵王大権現の分霊を勧請したものという(同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android