北風七兵衛(読み)きたかぜ しちべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北風七兵衛」の解説

北風七兵衛 きたかぜ-しちべえ

?-1656 江戸時代前期の豪商
摂津兵庫津の諸問屋北風家の一門名主をつとめる。兵庫港で暴風雨にあった豊後(ぶんご)(大分県)岡藩主中川久清の船の救助にあたったため,尼崎(あまがさき)藩主青山幸利(よしとし)のよびだしにおくれ,明暦2年3月12日打ち首となる。のち七兵衛家は岡藩の物産販売の特権をあたえられた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android