北風七兵衛(読み)きたかぜ しちべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北風七兵衛」の解説

北風七兵衛 きたかぜ-しちべえ

?-1656 江戸時代前期の豪商
摂津兵庫津の諸問屋北風家の一門名主をつとめる。兵庫港で暴風雨にあった豊後(ぶんご)(大分県)岡藩主中川久清の船の救助にあたったため,尼崎(あまがさき)藩主青山幸利(よしとし)のよびだしにおくれ,明暦2年3月12日打ち首となる。のち七兵衛家は岡藩の物産販売の特権をあたえられた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android