医は意なり(読み)いはいなり

精選版 日本国語大辞典 「医は意なり」の意味・読み・例文・類語

い【医】 は 意(い)なり

  1. ( 唐の名医、許胤宗(きょいんそう)が人から著述をすすめられたとき、「医者意也、在思慮、又脉候幽微、苦其難別、意之所解、口莫宣」といったという「旧唐書‐方伎伝許胤宗」の故事から ) 医術は思慮と工夫とによって会得するもので、口先説明著書などによっては、悟り得ないものである。
    1. [初出の実例]「玄徳と云藪薬師、無学にして法印に位を進み、乗物にのり我いみしけなるていたらくなせり。人是をみて医は意也とかや。徳なくして高位に有は、位をぬすむ人なりとて異名を医賊法印といふ」(出典:慶長見聞集(1614)一)

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ことわざを知る辞典 「医は意なり」の解説

医は意なり

医術は、思慮と工夫とによって会得するもので、口先の説明や著書などによっては、悟り得ないものである。

[解説] 唐の名医、きょいんそうが、人から著述をすすめられたときにいったことばといわれています。

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