玄徳(読み)ゲントク

デジタル大辞泉 「玄徳」の意味・読み・例文・類語

げん‐とく【玄徳】

深遠な徳。また、天地玄妙の理。
中国三国時代劉備あざな

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精選版 日本国語大辞典 「玄徳」の意味・読み・例文・類語

げん‐とく【玄徳】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 奥深い、隠れた徳。また、深遠な功徳
      1. [初出の実例]「乃知玄徳已深遠。帰化純情是最昭」(出典:凌雲集(814)勃海入朝〈大伴氏上〉)
      2. [その他の文献]〔書経‐舜典〕
    2. 金銭をいう、人形浄瑠璃社会の隠語
      1. [初出の実例]「そのうへに上方浄瑠璃座の者共の、せんぼうとやらいふて〈略〉金子をば玄徳(ゲントク)」(出典洒落本・風俗八色談(1756)二)
  2. [ 2 ] 中国の三国時代、蜀の昭烈帝劉備の字(あざな)

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普及版 字通 「玄徳」の読み・字形・画数・意味

【玄徳】げんとく

天地の玄妙なはたらき。〔老子、十〕生みてせず、爲して恃(たの)まず、長じて宰(つかさど)らざる、之れを玄と謂ふ。

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