十善ノ森古墳(読み)じゆうぜんのもりこふん

日本歴史地名大系 「十善ノ森古墳」の解説

十善ノ森古墳
じゆうぜんのもりこふん

[現在地名]上中町天徳寺

天徳寺てんとくじ集落北方、国道二七号沿いの通称もりしたにある県内最古の初期横穴式石室を有する前方後円墳。昭和二九年(一九五四)発掘調査が実施された。過去の土取りや後円部付近への家屋建築により変形が著しい。主軸はほぼ東西にとり、前方部は西に、全長約六七メートル、後円部の直径約四三メートル、前方部幅約五六メートル、後円部・前方部の高さはほぼ同様で約九メートル。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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