十市なす(読み)とおちなす

事典 日本の地域ブランド・名産品 「十市なす」の解説

十市なす[果菜類]
とおちなす

四国地方高知県の地域ブランド。
主に南国市十市地区で生産されている。1935(昭和10)年、初月と真黒という品種自然交配によって選抜・育成されたと伝えられる。重さは10g〜30gの卵形光沢のある黒紫色の果皮とへた下の白い果皮のコントラストが魅力。皮は薄く果肉が詰まっている。一年中出荷され、煮くずれや色の流れが少ないことから、天ぷら煮物に利用される。また、漬物加工用としての需要も伸びている。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「十市なす」の解説

十市(とおち)なす

高知県で生産されるナス。卵型で果皮は濃い黒紫色。揚げ物など加熱食に向くほか、漬物にも加工される。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android