十田村(読み)とおだむら

日本歴史地名大系 「十田村」の解説

十田村
とおだむら

[現在地名]吾北村下八川十田しもやかわとおだ

下八川村の西、上八川川支流十田川の上流に位置する。西南高岡郡で、郡境にある五在所ございしよ(九七三メートル)の東方、標高四〇〇メートルほどの緩斜面に東南面して集落がある。北は新別しんべち村。

天正一八年(一五九〇)の小川村々地検帳に、横野よこの名十田村一四四筆三二町六反八代四歩、うち山畑一一町一二代三歩・切畑一〇町七反三六代一歩が記されるが、横野は東方約二キロ、上八川川に沿う下八川村内の地で、この横野から当地に開拓に入ったものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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