十重禁戒(読み)ジュウジュウキンカイ

デジタル大辞泉 「十重禁戒」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐じゅうきんかい〔ジフヂユウキンカイ〕【十重禁戒】

仏道修行のうえで、菩薩ぼさつの守らなければならない10の重要な戒律顕教では、梵網経に説く、不殺・不盗・不淫・不妄語・不酤酒・不説四衆過・不自讃毀他・不慳惜加毀・不瞋心不受悔・不謗三宝の十戒密教では、無畏三蔵禅要によれば、不退菩提心・不謗三宝・不捨三宝三乗経・不疑大乗教・不発菩提心者令退・不未発菩提心者起二乗心・不対小乗人説深大乗・不起邪見・不説於外道妙戒・不損害無利益衆生の十戒。十重禁。十重。十戒。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「十重禁戒」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐じゅうきんかい ジフヂュウキンカイ【十重禁戒】

今昔(1120頃か)一五「未だ頭を不剃ずと云へども、十重禁戒を受て法名を定めて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十重禁戒」の意味・わかりやすい解説

十重禁戒
じゅうじゅうきんかい

十戒[仏教]」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android