千俵蒔(読み)せんびようまき

日本歴史地名大系 「千俵蒔」の解説

千俵蒔
せんびようまき

佐護さご川が外海に注ぐ湊の対岸に大きく立ちはだかる茅山。本名は井口いぐち嶽で、千俵蒔は俗称である。標高は二八七・四メートル、海岸部では高い山嶺に属するが、海上からはさらに目立った高山として、朝鮮海峡を航海する船の目標となった。ことに釜山から佐須奈さすなに向かう船にとって格好標山となるが、一方頂上は円形で独特の情趣があり、眼下に朝鮮海峡を見渡し、天気のよい折には韓国の山並がはっきり見える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む