日本歴史地名大系 「千俵蒔」の解説 千俵蒔せんびようまき 長崎県:上県郡上県町千俵蒔佐護(さご)川が外海に注ぐ湊の対岸に大きく立ちはだかる茅山。本名は井口(いぐち)嶽で、千俵蒔は俗称である。標高は二八七・四メートル、海岸部では高い山嶺に属するが、海上からはさらに目立った高山として、朝鮮海峡を航海する船の目標となった。ことに釜山から佐須奈(さすな)に向かう船にとって格好の標山となるが、一方頂上は円形で独特の情趣があり、眼下に朝鮮海峡を見渡し、天気のよい折には韓国の山並がはっきり見える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by