千羽村(読み)せんばむら

日本歴史地名大系 「千羽村」の解説

千羽村
せんばむら

[現在地名]掛川市千羽

さか川の右岸にあり、南は牛頭ごうず村、南西池下いけした村。西組の西にしと東組の木割きわりの二つの集落があり、南部を通る東海道は寛永三年(一六二六)以後の新道である(掛川誌稿)。街道沿いの山鼻やまはなには茶店が多く、立場でもあり、名物は焼餅・鶏卵(「遠淡海地志」・宿村大概帳など)。旧庄屋榛葉氏の伝承によれば、古代の渡来人秦氏の子孫の榛葉一族が山口やまぐち郷を開発、先祖の千葉王の名が転じて千羽となったという(「地誌名称由緒書」榛葉家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android