半点(読み)はんてん

精選版 日本国語大辞典 「半点」の意味・読み・例文・類語

はん‐てん【半点】

  1. 〘 名詞 〙 一点半分。わずか。少しばかり。いささか。
    1. [初出の実例]「梅は孤芳皓潔なる者にて、一点の塵は申すに及ばず半点の塵をも受ぬ也」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)
    2. 「いよよ行ひを慎み、半点のおん悞(あやまり)なきに」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    3. [その他の文献]〔楊万里‐懐古堂前小梅漸開詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「半点」の読み・字形・画数・意味

【半点】はんてん

ごく少々。宋・楊万里〔懐古、堂前の小梅漸く開く、四首、三〕詩 老夫官滿ちて、應(まさ)に熟すべし 齒軟らかにして、ほ禁ず、點の酸

字通「半」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android