半蔀車(読み)ハジトミグルマ

大辞林 第三版の解説

はじとみぐるま【半蔀車】

物見に半蔀をつけた網代あじろ車。上皇・親王・摂関・大臣・大将・女房などの乗用。

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精選版 日本国語大辞典の解説

はじとみ‐ぐるま【半蔀車】

〘名〙 網代車(あじろぐるま)の一種。物見窓を引き戸にしないで半蔀としてあるもの。摂政・関白・大臣・大将の乗用とし、時に上皇や高僧・上臈女房などが使用することもあった。棒蔀車(ぼうしとみのくるま)
※栄花(1028‐92頃)殿上の花見「思ひ思ひなるはじとみぐるまの透きとほりたるなり」

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世界大百科事典内の半蔀車の言及

【牛車】より

…車の構造は,屋形,輞(おおわ),輻(や),轂(こしき),轅(ながえ),軛(くびき),軸(よこがみ),転(とこしばり),軾(としきみ)などの各部分でなりたち,雨天のときは生絹を浅黄に染めて油をひいた雨皮(あまがわ)をかけるが,これは三位以上のみに許された。牛車の中で最上格は唐庇車(からびさしのくるま)で,太上天皇,皇后,東宮,准后,親王,摂政,関白等が晴のときに用い,以下雨眉車(あままゆのくるま),檳榔毛車(びろうげのくるま),半蔀車(はじとみのくるま),網代庇車(あじろびさしのくるま),網代車等が続く。車箱に八葉の文をかいた八葉車は大臣から四,五位の者まで広く用いられ,色糸で車箱を飾る糸毛車(いとげのくるま)は女性がよく用いた。…

※「半蔀車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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