半跏思惟(読み)はんかしい

精選版 日本国語大辞典 「半跏思惟」の意味・読み・例文・類語

はんか‐しい‥シヰ【半跏思惟】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はんかしゆい」とも ) 仏像彫刻の姿の一つ台座に腰をおろし、片足を垂れ下げ、もう片足を軽く曲げて他方の膝の上におき、片手で軽く頬づえをつく姿。悉達多(しったるた)太子瞑想にふける姿を表わしたものという。日本では飛鳥白鳳時代多く作例があり、銘に彌勒菩薩とするものもある。
    1. 半跏思惟〈奈良県中宮寺彌勒菩薩〉
      半跏思惟〈奈良県中宮寺彌勒菩薩〉

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む