半跏思惟(読み)はんかしい

精選版 日本国語大辞典 「半跏思惟」の意味・読み・例文・類語

はんか‐しい‥シヰ【半跏思惟】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はんかしゆい」とも ) 仏像彫刻の姿の一つ台座に腰をおろし、片足を垂れ下げ、もう片足を軽く曲げて他方の膝の上におき、片手で軽く頬づえをつく姿。悉達多(しったるた)太子瞑想にふける姿を表わしたものという。日本では飛鳥白鳳時代多く作例があり、銘に彌勒菩薩とするものもある。
    1. 半跏思惟〈奈良県中宮寺彌勒菩薩〉
      半跏思惟〈奈良県中宮寺彌勒菩薩〉

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android