日本歴史地名大系 「南下葉場村」の解説 南下葉場村みなみしたはばむら 岩手県:胆沢郡胆沢町南下葉場村[現在地名]胆沢町南都田(なつた) 南下巾(みなみしたはば)現胆沢町の東端に位置し、南と東は塩竈(しおがま)村(現水沢市)、北は北下葉場村(現同上)で、水沢宿から発した仙北(せんぼく)街道が当地を経て西隣の都鳥(とどり)村に向かう。伝えでは中世に羽場(はば)庄があり、そこに上葉場(うわはば)村(現水沢市)と下葉場村が成立、後年さらに下葉場村が南北に分立したという。天文―天正(一五三二―九二)期の葛西氏・柏山氏の知行宛行状に下葉場村がみえる(水沢市の→北下葉場村)。寛永一八年(一六四一)の北下葉場村検地帳(県立図書館蔵)があるので、この検地の際分立したとみられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by