デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「南北三ぶ」の解説
南北三ぶ(初代) なんぼく-さぶ
延宝-貞享(じょうきょう)(1673-88)のころ道外方(どうけがた)として活躍し,田舎者や町人の阿呆(あほう)役を得意とした。京都夷屋(えびすや)座,大坂荒木座などに出演した。鶴屋南北(初代)と同一人ともいう。元禄(げんろく)8年7月死去。和泉(いずみ)(大阪府)出身。鶴屋南北(初代)と同一人ともいう。
南北三ぶ(2代) なんぼく-さぶ
初代南北三ぶの子という。宝永5年(1708)2代をつぐ。大坂篠塚(しのづか)座,京都の都万太夫(みやこ-まんだゆう)座などに出演し,道外方(どうけがた)のほか所作事もよくした。