南宮の戸貝塚(読み)みなみみやのとかいづか

日本歴史地名大系 「南宮の戸貝塚」の解説

南宮の戸貝塚
みなみみやのとかいづか

[現在地名]北条市高田 寺谷

国津比古命くにつひこのみこと神社の丘続きの南端にある南宮の戸(峠とも記す)とよばれる標高二〇メートルの貝塚。

今治いまばりの阿方式土器にみられる凸帯文を帯びた鉢形土器と、これに先立つ近畿的な篦描木葉状文を併せもった壺形土器、さらに九州や周防などにみられる貝殻施文の木葉文土器片などが、多くの貝層中から見いだされる。弥生前期後半、前二世紀後半頃当所近くまで湾入があり、この丘を中心に海の魚介をとって活発な生活が行われていたことが、ここから出るアサリオキシジミヘナタリキサゴサザエマテガイハマグリや、イノシシシカの骨、石包丁・石鏃石錘などから察せられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 安養寺 山麓 バリ

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む