南極気団(読み)なんきょくきだん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「南極気団」の意味・わかりやすい解説

南極気団
なんきょくきだん

南極大陸上で発現する低温・低湿気団下層年間を通して北極気団より低温である。海洋性寒帯気団との間にできる南極前線北極前線より強いのは、両者気温傾度が北極より強いためである。

饒村 曜]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南極気団」の意味・わかりやすい解説

南極気団
なんきょくきだん
Antarctic air mass

南極大陸の,雪氷に覆われた地域に発現する大陸性気団北極気団に比較して気温は低い。非常に低温で大気の顕著な逆転層が存在し,風は一般に弱い。南極気団と海洋上の寒帯気団との間に南極前線がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む