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寒帯気団 かんたいきだんpolar air mass

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

寒帯気団
かんたいきだん
polar air mass

寒帯に発現する低温な気団。発現地が海洋上であるか大陸上であるかによって,寒帯海洋性気団と寒帯大陸性気団に分けられる。寒帯気団は低温であるが,太陽に暖められて地表面の温度が高くなったり南方の暖かい場所に移動したりすると,気温の鉛直減率がしだいに大きくなり,成層状態は不安定なものになる。日本に影響を及ぼす寒帯気団には季のシベリア気団,梅雨季および秋のオホーツク海気団がある。シベリア気団は寒帯大陸性気団,オホーツク海気団は寒帯海洋性気団である。

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百科事典マイペディアの解説

寒帯気団【かんたいきだん】

寒帯で形成される気団。地理学上の寒帯よりは低緯度側を含め40°〜70°の緯度帯で形成される気団をいうことが多く,中緯度気団とも呼ぶ。日本近辺では大陸性のシベリア気団(シベリア高気圧),海洋性のオホーツク海気団など。
→関連項目北極前線

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大辞林 第三版の解説

かんたいきだん【寒帯気団】

寒帯に発現する冷たい気団。冬の日本付近の天候を支配するシベリア気団はその代表的なもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

寒帯気団
かんたいきだん

寒帯に現れる冷たい気団。背が低く安定な気団であるが、暖かい地域に移動した場合には、下層から暖められて不安定となる。乾燥している大陸性と、湿っている海洋性とに分類され、前者の代表としてシベリア気団、後者の代表としてオホーツク海気団がある。極気団ということばが寒帯気団の意味で使われることがあるが、北極気団南極気団と混合されやすいため通常は使わない。[饒村 曜]

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世界大百科事典内の寒帯気団の言及

【気団】より

… 気団分類の方法はいくつかあるが,ベルジェロンの分類が最も一般的である。それは気団が作られる地域の熱的特性に従って,北極気団(A),寒帯気団(P),熱帯気団(T)に分けている。赤道気団や上空の気団を加える人もいるが,その範囲や意味に異同がある。…

※「寒帯気団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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