南部修太郎(読み)ナンブ シュウタロウ

20世紀日本人名事典 「南部修太郎」の解説

南部 修太郎
ナンブ シュウタロウ

大正・昭和期の小説家



生年
明治25(1892)年10月12日

没年
昭和11(1936)年6月22日

出生地
宮城県仙台市

学歴〔年〕
慶応義塾大学文学科〔大正6年〕卒

経歴
在学中からチェーホフ翻訳などを「三田文学」に発表。大正5年「修道院の秋」「落葉樹」を発表。卒業後9年まで「三田文学」の編集主任をし、その間同誌に「潮騒」「夜行列車の客」などを発表。また作家論も多く執筆。他の作品に「湖水の上」「或る空地の人々」などがある。また10年頃から少女小説も書いた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「南部修太郎」の解説

南部修太郎 なんぶ-しゅうたろう

1892-1936 大正-昭和時代前期の小説家。
明治25年10月12日生まれ。慶大在学中から「三田文学」に翻訳や小説を発表し,卒業後同誌の編集主任をつとめる。大正5年「修道院の秋」で注目され,三田派作家としておおくの作品を発表した。昭和11年6月22日死去。45歳。宮城県出身。作品はほかに「若き入獄者の手記」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android