博古(読み)はっこ

精選版 日本国語大辞典 「博古」の意味・読み・例文・類語

はっ‐こハク‥【博古】

  1. 〘 名詞 〙 昔の事に広く通じること。
    1. [初出の実例]「太子天性明悟、雅愛博古」(出典懐風藻(751)大友皇子伝)
    2. 「顕理・斯百爾面は博古の人にて」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一)
    3. [その他の文献]〔張衡‐西京賦〕

はく‐こ【博古】

  1. 〘 名詞 〙はっこ(博古)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「博古」の読み・字形・画数・意味

【博古】はくこ

古代事物に通じる。〔帰田録、一〕古鍾(鐘)一枚を得たり。~其の聲を叩(う)つに、王朴の夷則(いそく)(楽律の名)の聲と合ふ。而して其の形は圓ならずして側垂、正に朴鍾と同じ。然る後、朴の古好學、據無しと爲さざるを知るなり。

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世界大百科事典(旧版)内の博古の言及

【秦邦憲】より

…江蘇省無錫の人。ペンネーム博古。1925年中国共産党に入党,28年モスクワに留学,30年陳紹禹(王明)らと帰国。…

※「博古」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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