博雅（読み）ハクガ

デジタル大辞泉

はく‐が【博雅】

学問・技芸に広く通じ、道理をわきまえていること。「博雅の士」

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

はく‐が【博雅】

1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ひろく学問に通じて正しい道理をわきまえていること。また、そのさまや、その人。
   1. [初出の実例]「無逸博雅君子」(出典：空華日用工夫略集‐永和二年（1376）五月八日)
   2. 「四方博雅の諸君其実功を試験して同心協力し」(出典：新聞雑誌‐二三号・明治四年（1872）一二月)
   3. [その他の文献]〔書経‐序〕
2. [ 2 ] 「はくがのさんみ（博雅三位）」の略。
   1. [初出の実例]「と詠て鳴_レ絃に、博雅頻啼泣す。好道あはれなりと思ふに」(出典：江談抄（1111頃）三)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【博雅】はくが

博学で行いが正しい。

字通「博」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

世界大百科事典（旧版）内の博雅の言及

【広雅】より

…中国，魏の張揖（ちようゆう）著。著者の〈上広雅表〉によれば，もともと上･中･下3巻の構成であったが，隋の曹憲が音釈を作ったとき10巻に分け，かつ隋の煬帝（ようだい）の諱（いみな），広を避けて《博雅》と呼んだため，以後《博雅》ともいわれた。〈雅〉は《爾雅》の意味で，〈広爾雅〉すなわち《爾雅》増補版たることを意図する。…

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出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」