卯酒(読み)ぼうしゅ

精選版 日本国語大辞典 「卯酒」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐しゅバウ‥【卯酒】

  1. 〘 名詞 〙 卯時(午前六時頃)の酒。朝飲む酒。日本では子(ね)の刻過ぎに飲む寝酒の意とも。ぼうす。
    1. [初出の実例]「後夜にめす卯酒(ハウシュ)の御肴には」(出典大鏡(12C前)三)
    2. [その他の文献]〔白居易‐酔吟詩〕

ぼう‐すバウ‥【卯酒】

  1. 〘 名詞 〙ぼうしゅ(卯酒)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「卯酒」の読み・字形・画数・意味

【卯酒】ぼう(ばう)しゆ

朝酒。唐・白居易〔卯時の酒〕詩 未だ知らず、卯時の酒 功力倍するを 一杯掌上に置き 三嚥して腹に入る

字通「卯」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android