即位の礼(令和)(読み)そくいのれい(れいわ)

知恵蔵mini 「即位の礼(令和)」の解説

即位の礼(令和)

令和元(2019)年の天皇・徳仁の即位を広く披露するため、同年に行われる一連儀式。このうち10月22日には、天皇自ら国の内外に向けて即位を宣言する「即位礼正殿(せいでん)の儀」が皇居神殿・松の間で行われた。高さ6.5メートルほどの天皇の玉座、高御座(たかみくら)に天皇が、やや小ぶりで高さ5.5メートルほどの御帳台(みちょうだい)に皇后が立ち、天皇が宣言文を読み上げた。高御座には、皇位の証しである剣璽(けんじ)、天皇の印である御璽(ぎょじ)、日本国の印である国璽(こくじ)を配置。天皇の宣言の後に安倍晋三総理大臣が寿詞(よごと)と呼ばれる祝いの言葉を述べ、万歳三唱を行った。日本国憲法下で初めて行われた平成の即位の礼と同様、国事行為と位置づけられ、各国の国王や首相などを含む約2400人が参列した。11月10日には天皇・皇后による皇居から赤坂御所までのパレード「祝賀御列の儀」が行われた。

(2019-11-22)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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