厖大(読み)ボウダイ

デジタル大辞泉 「厖大」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐だい〔バウ‐〕【×厖大/×尨大】

[形動][文][ナリ]形・内容などが、非常に大きいさま。また、きわめて数量の多いさま。膨大。「―な人員を投入する」「損害は―になった」
[派生]ぼうだいさ[名]
[類語]甚大莫大絶大多大

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精選版 日本国語大辞典 「厖大」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐だいバウ‥【厖大・尨大】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 広がって大きくなるさま。形や内容などが非常に大きいさま。数量がきわめて多いさま。考えの及ばないほど、またはむやみに大きい、という感じを込めて用いることもある。膨大。莫大。
    1. [初出の実例]「川島未亡人の尨大(バウダイ)なる体は」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉中)

厖大の補助注記

現代の書き換えでは、別項の「膨大」の表記を用いる。

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普及版 字通 「厖大」の読み・字形・画数・意味

【厖大】ぼうだい

形量の大きいこと。

字通「厖」の項目を見る

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