デジタル大辞泉 「厚鬢」の意味・読み・例文・類語 あつ‐びん【厚×鬢】 江戸時代の男の髪形の一。月代さかやきを狭くそり、両鬢を広くふっくらと結うもの。上品とされた。神官などに多い。⇔薄鬢。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「厚鬢」の意味・読み・例文・類語 あつ‐びん【厚鬢】 〘 名詞 〙 髪形の一つ。頭の中央から額へかけて髪をせまくそり落とし、左右にふさふさと結い分け、髻(もとどり)を高く結った髪。昔、神主などが結った髪の形で、上品、温雅なものとされた。⇔糸鬢(いとびん)。[初出の実例]「能太夫ゑほし桜の陰見えて 柳の髪やあつ鬢の先〈宗恭〉」(出典:俳諧・物種集(1678)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例