原子力災害医療派遣チーム(読み)げんしりょくさいがいいりょうはけんちーむ

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

原子力災害医療派遣チーム
げんしりょくさいがいいりょうはけんちーむ

原子力災害時に現地に派遣され、救急医療を担当する専門家のチーム。原子力規制委員会が策定した原子力災害医療体制の一つ。「原子力災害拠点病院」での保有が義務づけられている。チームは災害医療および原子力災害の知識をもつ医師、看護師、診療放射線技師と、放射線測定技術をもつ放射線管理者ら4人以上で組織する。「災害拠点病院」の災害時派遣医療チーム(DMAT(ディーマット):Disaster Medical Assistance Team)、日本医師会災害医療チーム(JMAT(ジェーマット):Japan Medical Association Team)、日本赤十字社救護班がチームを兼務する場合には、原子力災害に不可欠な放射線防護などの知識を習得するために講習を受講することが必要である。派遣チームの技術レベルを高め、これを維持するため、「原子力災害医療・総合支援センター」が常時、チームの研修や指導をして、全国の病院チームのネットワークを構築しながら、実際の災害時の派遣を調整する。

田辺 功 2016年6月20日]

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