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診療放射線技師 しんりょうほうしゃせんぎし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

診療放射線技師
しんりょうほうしゃせんぎし

医師,歯科医師の指示のもと,診断や治療として人体放射線照射を行なう技師。診療放射線技師法に基づく,国家資格を要する医療従事者。大学入学資格を有する者が,指定された教育機関で 3年以上の教育を受け,国家試験に合格すると資格が与えられる。1951年に診療エツクス線技師法が成立し,100万電子ボルト未満の X線のみを扱う診療エックス線技師の制度が創設された。医学の発展に伴いα線β線γ線などほかの放射線も医療に用いられるようになり,1968年に診療エツクス線技師法が改正,診療放射線技師及び診療エツクス線技師法に改称され,放射線全般を扱う診療放射線技師の制度が設けられた。なお診療放射線技師及び診療エツクス線技師法が 1983年に改正,診療放射線技師法に改称されるとともに,診療エックス線技師の制度は廃止された。(→放射線医学放射線診断学放射線治療学

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

診療放射線技師

放射線を用いた画像診断や治療をする専門医療職。国家資格がある。「エックス線技師」や「レントゲン技師」と呼ばれることもある。日本放射線技師会(東京)によると、国内の放射線技師は約4万6千人。県内の技師は約300人で、うち約230人が会員になっている。

(2011-09-02 朝日新聞 朝刊 山梨全県 1地方)

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デジタル大辞泉の解説

しんりょうほうしゃせん‐ぎし〔シンレウハウシヤセン‐〕【診療放射線技師】

放射線技師

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世界大百科事典 第2版の解説

しんりょうほうしゃせんぎし【診療放射線技師】

略して放射線技師ともいう。診療放射線技師とは厚生大臣の免許を受けて,病院,各種医療機関,保健,福祉機関において,医師または歯科医師の指示の下に,放射線を人体に対して照射(画像診断,治療のため)することと磁気や超音波を用いて検査することを業とする者で,医療および公衆衛生の普及および向上に寄与することを目的にしている。特に放射線は人体の内部構造の検査や癌などの治療に有効な手段であるが,利用を誤れば放射線障害をひきおこす可能性もあるため,人体に対して放射線を照射することができるのは,医師,歯科医師と診療放射線技師のみに限られている。

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大辞林 第三版の解説

しんりょうほうしゃせんぎし【診療放射線技師】

国家試験により免許を受け、医師や歯科医師の指導監督の下に、診療用の放射線の照射・撮影を行う者。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

診療放射線技師
しんりょうほうしゃせんぎし

厚生労働大臣の免許を受けて、医師または歯科医師の指示のもとに、おもに放射線を人体に対して照射することを業務としている者をいう。一般に「X線技師」「レントゲン技師」などとよばれる者の正式名称。
 ここでいう照射には撮影も含まれるが、照射機器または放射性同位元素(その化合物および放射性同位元素、またはその化合物の含有物を含む)を人体内に挿入して行うものは除かれる。また、放射線とは、(1)α(アルファ)線およびβ(ベータ)線、(2)γ(ガンマ)線、(3)100万電子ボルト以上のエネルギーを有する電子線、(4)X線、(5)その他政令で定める電磁波または粒子線、をさしている。1993年(平成5)より、MRI(磁気共鳴映像法)検査、超音波検査、眼底写真撮影が業務に加えられた。
 診療放射線技師は「診療放射線技師法」(昭和58年法律83号)の規制を受ける。1951年(昭和26)に同法の基となる「診療エックス線技師法」が公布されて以来、100万電子ボルト未満のエネルギーを有するX線の照射のみを行う診療X線技師が業務を担ってきたが、その後、α線やβ線など取り扱いの拡大に伴い、1968年「診療エックス線技師法」は「診療放射線技師及び診療エックス線技師法」に改正され、放射線全般を取り扱う診療放射線技師制度が創設された。1979年からは診療X線技師の学校、養成所においても養成が行われなくなり、1983年(昭和58)には「診療放射線技師及び診療エックス線技師法」(旧法)から「診療放射線技師法」(新法)への法改正がなされ、診療X線技師制度は廃止、診療放射線技師に一本化された。なお、すでに診療X線技師の免許を得た者は、その後も業務ができるように旧法、新法により定められている。
 診療放射線技師は、医師または歯科医師の具体的な指示を受けなければ、放射線を人体に対して照射してはならないと定められている。具体的な業務としては、胸部・腹部・歯牙(しが)などの単純撮影、呼吸器・消化器・泌尿生殖器・脈管などの造影撮影のほか、特殊撮影、放射性同位元素による一部の検査などで、照射については、指示をなした医師または歯科医師の署名を受けることが義務づけられている。
 診療放射線技師になろうとする者は、診療放射線技師試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければならない。受験資格は、学校教育法の規定により大学に入学することができる者で、(1)文部科学大臣が指定した学校、または厚生労働大臣が指定した診療放射線技師養成所において3年以上、診療放射線技師として必要な知識および技能を修得した者、(2)診療X線技師、または診療X線技師試験を受けることができる者で、文部科学大臣が指定した学校、または厚生労働大臣が指定した診療放射線技師養成所において1年以上、診療放射線技師として必要な知識および技能を修得した者、(3)外国の診療放射線技師に関する学校もしくは養成所を卒業し、または外国で診療放射線技師免許に相当する免許を受けた者で、厚生労働大臣が(1)に掲げる者と同等以上の学力および技能を有するものと認めた者、となっている。[吉田安雄]

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