原憲の貧(読み)ゲンケンノヒン

デジタル大辞泉 「原憲の貧」の意味・読み・例文・類語

原憲げんけんひん

道にそむかぬ生活を楽しみ、貧乏を苦にしないこと。清貧。→原憲

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精選版 日本国語大辞典 「原憲の貧」の意味・読み・例文・類語

げんけん【原憲】 の 貧(ひん)

  1. ( 孔子の門人原憲が清貧に甘んじ、ぜいたくな身なりでたずねてきた学友子貢をたしなめたという「荘子‐譲王」「韓詩外伝‐巻一」「新序節士」などに見える故事から ) 恥じるところのない貧しさ。清貧。
    1. [初出の実例]「或人の名を書いて無い白紙のままであったなら、原憲の貧に誇ると云ふ吾も、或は(僕は或はと云ふ)心動いたかも知れぬ」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一〇)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐寄李十二白詩〕

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