共同通信ニュース用語解説 「原油価格急落」の解説
原油価格急落
原油価格は2011年の中東民主化運動「アラブの春」などにより、米国産標準油種(WTI)の先物相場が近年1バレル=100ドル超などの高値水準で推移。14年6月も過激派「イスラム国」台頭で高値だったが、米国での新型原油「シェールオイル」の増産や世界経済の減速、サウジアラビアが主導する石油輸出国機構(OPEC)の11月の減産見送りを受け、12月に09年7月以来の60ドル割れと急落した。専門家によると、財政が赤字となる分岐点の価格はロシアが100ドル程度でイランが130ドル程度、ベネズエラが160ドル程度、ナイジェリアが80ドル程度ともいわれる。(共同)
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