共同通信ニュース用語解説 「原発事故の賠償とADR」の解説
原発事故の賠償とADR
東京電力福島第1原発事故の被害者への賠償は、文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会が損害の項目ごとに指針を定めている。賠償の内容に納得できない被害者は、原子力損害賠償紛争解決センターに裁判外紛争解決手続き(ADR)を申し立てできる。ADRは訴訟より簡易な手続きで、速やかな解決を促す狙い。仲介委員が被害者と東電の意見を聞きながら審理を進め、和解案を提示。双方が受け入れれば和解が成立する。東電は新総合特別事業計画に「ADRの和解案を尊重する」と明記している。
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