原発事故の除染

共同通信ニュース用語解説 「原発事故の除染」の解説

原発事故の除染

東京電力福島第1原発事故で、広範囲にわたり生活空間に降り注いだ放射性物質を取り除くこと。健康や環境への影響を減らすため、汚染された表土をはぎ取ったり、建物道路表面を洗浄したりする。避難指示が出た第1原発周辺では国が、それ以外の東北関東地方では市町村が実施した。巨額の費用と多数の作業員を投入した結果、放射線量低減や避難指示解除につながった。福島県の帰還困難区域でも2017年に除染を本格的に始めている。除去した大量の汚染土廃棄物は福島県内外で保管を続けており、最終処分の見通しは立っていない。

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