小作人自らは耕作せず、小作地をさらに他人に貸し付けて耕作させることをいい、主として明治以降の慣行である。仲介人は仲(なか)小作人、請負小作人などとよばれ、彼は小作地を数人の又小作人に分割・転貸して貸賃を収め、そのなかから地主に納める小作料を差し引いた差額を取得した。当時、普通小作料そのものが高額であったため、又小作人の支払う小作料は、その地方の普通小作料を大きく上回るものではなかった。したがって、又小作は、強固な小作権を有する永(えい)小作地など、通常の小作地に比べて相対的に小作料の低いところでみられる場合が多かった。また移民不足に悩まされ、一部小作料の永久免除など小作人引き留め策を図った、北海道の小作制農場でも、生産力の発展とともに、又小作制の展開がみられた。
[曽根ひろみ]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新