デジタル大辞泉 「反彩層」の意味・読み・例文・類語 はん‐さいそう【反彩層】 太陽の光球を包み、光球から出る連続スペクトルに吸収線を生成するとかつて考えられていた層。実際は温度勾配によって吸収が起こる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「反彩層」の意味・読み・例文・類語 はん‐さいそう【反彩層】 〘 名詞 〙 太陽大気の最下層部。光球から発する光の一部を吸収してフラウンホーファー線を生じ、また皆既日食の際には閃光スペクトルが観測される部分。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「反彩層」の意味・わかりやすい解説 反彩層はんさいそうreversing layer 太陽などの恒星の連続スペクトルを発する光球層のすぐ外側にあり,特定波長の吸収線を生じる比較的低温の大気層として以前に考えられた。しかし,現在吸収線の大部分は連続スペクトルと同じ層内で生じることがわかっているので,反彩層という言葉はあまり使われなくなった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の反彩層の言及 【光球】より …高温の下層からの光を,低温の上層にある原子がその特有の波長で吸収するために暗線が生ずるのである。かつては暗線を生ずる光球層の部分を反彩層といい,光球と区別していた。原子の数が多ければいっそう暗い暗線ができるので,光球内の各元素の存在比を求めることができる。… ※「反彩層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by