太陽と地球の間を月が横切る際、月が完全に太陽を隠す現象。太陽の直径は月の約400倍だが、地球と約1億5千万キロ離れているのに対し、月と地球の距離は約38万キロと圧倒的に近く、見かけの大きさがほぼ等しくなるために起きる。地球上で3年に2回ほど起きているが、人口の多い場所で見える機会はあまりない。(共同)
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出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
…シャドーバンドともいう。太陽が月に完全に隠される皆既日食のとき,太陽光球が隠される(第2接触)直前および再び太陽光球が現れる(第3接触)直後の数分間,地上を流れる明暗の縞模様。模様の波長は数cmから約1m,模様の長さは数十cmから約1mであり,きれぎれになった弧状をなして一方向に流れていく。…
…太陽の本体(光球)が月に完全に覆われる皆既日食と,月全体が地球の本影内に入って暗くなる皆既月食とを総称する。皆既日食では,月の本影が地上に達していて,この本影の中に入った観測者からのみコロナを見ることができるが,皆既月食では,月を見ることのできるどの地点からも同じ状況の月食の現象が観測される。…
…黄道と白道との交わりから15゜21′以内で新月になれば,世界中のどこかで日食が見られることになる。皆既日食とか金環食が見られるのはごく限られた地域に限られ,最長でも270kmの幅の日食帯は東から西に走る。この幅は一般にはもっと狭い。…
…影には,光が直接到達しない本影と,一部の光が到達する半影とがある(図1)。本影内では,太陽が全部月に隠されて皆既日食となり,半影内では,太陽の一部が月に隠されて部分日食となる。また,太陽,月,地球が一直線に並んでも,月の見かけの大きさが太陽に比べて小さいと,月が太陽を隠しきれず,月のまわりから太陽本体(光球)がはみだす。…
※「皆既日食」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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