反応拡散方程式(読み)はんのうかくさんほうていしき(その他表記)reaction‐diffusion equation

知恵蔵 「反応拡散方程式」の解説

反応拡散方程式

自然界現象を解明するために考案された偏微分方程式。1952年にチューリング(A.M.Turing)によって形態形成数理モデルとして用いられ注目された。物質非線形な反応と物質の拡散相互に関係し、多用パターンが現れる。シマウマ縞模様ヒョウ網目カエル斑点などの形成の説明に適用されている。

(桂利行 東京大学大学院教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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