精選版 日本国語大辞典 「取下」の意味・読み・例文・類語 とり‐さげ【取下】 〘 名詞 〙① 差し出したり預けたりしたものをとりもどすこと。② いったん提起した訴訟や申立てなどを撤回すること。[初出の実例]「告訴、告発は其取下を為し、又は其申立を変更することを得」(出典:刑事訴訟法(明治二三年)(1890)五五条)③ 江戸時代、水利の便が悪くなったり、新田の地味が熟さなかったりする場合に、田の地位を引き下げ、または地目を畑に変更すること。[初出の実例]「田方地所に寄用水の手絶候か、亦は仔細等有レ之、畑成に願取下げに致候節」(出典:地方落穂集(1763)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「取下」の読み・字形・画数・意味 【取下】しゆか へりくだる。・韓〔柳子厚墓誌銘〕居、里に相ひし、酒(しゆし)戲して相ひ(ちやうちく)し、(くく)として強(し)ひて笑語して以て相ひ取下し、手を握り肝を出だして相ひ示す。字通「取」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報