取分(読み)トリブン

デジタル大辞泉 「取分」の意味・読み・例文・類語

とり‐ぶん【取(り)分】

自分が取るべき分。分け前。取り前。「取り分が少ない」
[類語]分け前割り前取り高得分

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「取分」の意味・読み・例文・類語

とり‐わけ【取分】

  1. 〘 副詞 〙 ( 動詞「とりわける(取分)」の連用形から ) 同類のものの中で、あるものが特に取り立てられるようなさま、目立つさまを表わすことば。特別に。格別に。特に。ことさらに。とりわけて。とりわき。
    1. [初出の実例]「とりわけ、すふさねたる事を、すみにといへる、すみ」(出典:名語記(1275)六)

とり‐わき【取分】

  1. 〘 副詞 〙 ( 動詞「とりわく(取分)」の連用形から ) =とりわけ(取分)
    1. [初出の実例]「おろそかなることもぞと、とりわきおほせ事ありて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)桐壺)

とり‐ぶん【取分】

  1. 〘 名詞 〙 自分の取るべき分。分配の割り前。とりまえ。わけまえ。〔天正本節用集(1590)〕

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