取様(読み)トリサマ

デジタル大辞泉 「取様」の意味・読み・例文・類語

とり‐さま【取(り)様】

「様」のつくりを「取」の字の草体で書いたもの。目下の人への宛名に用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「取様」の意味・読み・例文・類語

とり‐よう‥ヤウ【取様】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 手に取る方法、手つき。また、物事の扱い方。
    1. [初出の実例]「弓の取様(トリヤウ)、馬の乗り貌(かたち)、優なる男にぞ見えたりける」(出典源平盛衰記(14C前)四二)
  3. ことば態度の受けとり方。理解仕方
    1. [初出の実例]「乱暴とより外に取(ト)りやうのない一徹一図な点も」(出典:道草(1915)〈夏目漱石七三)

とり‐さま【取様】

  1. 〘 名詞 〙 宛名の下の「様」の字の旁(つくり)を「取」の字の草体に崩したもの。目下の人への宛名に用いる。

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