精選版 日本国語大辞典 「取消」の意味・読み・例文・類語 とり‐けし【取消】 〘 名詞 〙① とりけすこと。多く、記載や陳述を打ち消すことをいう。[初出の実例]「前の事は取消(トリケ)しになったと云ふので」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉老余の半生)② 特に、法律行為の効力を、一方的な意思表示によって消滅させること。民法上は、売買・賃貸などの法律行為に何らかの瑕疵(かし)がある場合に、その効力を最初にさかのぼって消滅させることをいい、行政法上は、一度有効に成立した免許・許可などの行政行為を最初にさかのぼって失わせることをいう。〔仏和法律字彙(1886)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例