受任(読み)ジュニン

精選版 日本国語大辞典 「受任」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐にん【受任】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 任命を受けること。任務を受けること。
    1. [初出の実例]「蓋し僕才智なきに非らず、唯た受任(ジュニン)の地なきか故に宿志を達すること能はざるなり」(出典花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四五)
    2. [その他の文献]〔張衡‐応間〕
  3. 委任契約によって、委任事務を取り扱う義務を負うこと。
    1. [初出の実例]「他の会社の国内における営業の全部又は重要部分についての経営の受任」(出典:私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(1947)一六条)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「受任」の読み・字形・画数・意味

【受任】じゆにん

任を受ける。蜀・諸亮〔出師の表〕後傾(けいふく)に値(あ)ひ、任を敗軍の際に受け、命をに奉ず。爾來(じらい)二十一年なり。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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