(読み)じゅ(英語表記)vedanā

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


じゅ
vedanā

仏教用語。初期仏教の重要な教理である十二縁起 (→十二因縁 ) の第7番目の項目。また,五蘊の第2。意識に与えられた印象を感じ取ることをいう。これを内容的に分析して,二受,三受,五受などに分ける場合がある。

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デジタル大辞泉の解説

じゅ【受】

仏語。
十二因縁の一。幼少年期の、苦・楽などを知覚する位。
五蘊(ごうん)の一。外界のものを受け入れる心のはたらき。

じゅ【受】[漢字項目]

[音]ジュ(慣) [訓]うける うかる
学習漢字]3年
うけとる。うけ入れる。うける。「受験受賞受信受諾受注受容受領受話器甘受享受授受納受拝受傍受
[名のり]うく・うけ・おさ・しげ・つぐ

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大辞林 第三版の解説

じゅ【受】

〘仏〙 五蘊ごうん・十二因縁の一。六根を通して、主観のうえに感受すること。外界から受ける印象的感覚。

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精選版 日本国語大辞典の解説

うか・る【受】

〘自ラ五(四)〙 (試験などに)合格する。及第する。
※不良児(1922)〈葛西善蔵〉「東京の中学は迚も受からないと自分でも思ひ込んでゐたやうで」

う・く【受】

〘他カ下二〙 ⇒うける(受)

じゅ【受】

〘名〙 (vedanā の訳) 仏語
① 五蘊の一つ。外界からの印象を受け入れる心のはたらき。六根をもって外界の物質を受納し、快不快、苦楽などを覚受する印象感覚。
※秘蔵宝鑰(830頃)中「触為因受為縁。受為因愛為縁」
※栄花(1028‐92頃)玉のうてな「一色一香中道にあらずといふ事なし。受想行識も亦(また)かくの如し」
② 十二因縁の一つ。幼少年期の、苦楽などを感受する位をいう。〔正法眼蔵(1231‐53)〕

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